PNTトレーナーで学んだことの一つ。
相手への前提で自分の言葉が変わる。
言葉が変われば人間関係も変わる。
PNTトレーナーの講座が終わり、そしてまごめ先生のセッションを受けて、気分が高揚しっぱなしの今日この頃…笑。
気分のいい時って視界も広がるのか、昔の忘れていた出来事を思い出して、そういえばあれって講座で言っていたあれか!ていうのがちょいちょいある。
その思い出した出来事の一つが〈相手への前提で自分の言葉が変わる〉とちょっと繋がっている気がした。
何で忘れていたんだろうってくらい良い思い出なので、書いておこう。
高校時代、陸上部でめちゃくちゃ練習がハードだった。
家で勉強することはほぼなく、帰りは遅く朝も早く睡眠は足りてない。
なのでしなかった勉強は家庭科の座学中に内職。
そしたら当たり前だけど先生にばれて「止めなさい!」
止めたフリして先生が教卓に戻ったら、即再開。
また先生が来て「もうやめなさい!」
素直に止めたと思ったら、今度は寝る。
この時の先生の私に対する前提は「授業態度の悪い生徒」だったと思う。
後日、部活で一番ハードなメニューが終わって、バテバテで水飲み場に行ってたら、
その家庭科の先生に遭遇。温かいまなざしだった。
それからの自分の授業態度は覚えていないけど、3年になったら小論文の練習のために志望校の学部の分野の先生に教えを受けることになった。となると私の場合は家庭科で、さっきの先生が担当だった。
家庭科室で小論文の添削は受けた後、
先生が「ずっとあなたに話を聞いてみたかった。」
え、何?
「なんでそんなにきついこと頑張れるの?」「走る時はあなた何を考えているの?」
すごい前のめりに私の話を聞いてくれた。
練習後に会った日以来、あれだけ頑張っていたら、授業なんてまともに受けられないよねって思ってくれていたらしい。今思えば私が寝ても放っておいてくれたんだろうな。
もし私をただの態度の悪い生徒という前提で終わっていたら、
「学校は何する場所だと思ってるの?」「部活と勉強どっちが大切かわかってる?」
そんな言葉が出てきていたかもしれないし、私も逆切れして不貞腐れたかもしれないよね。
でも先生は私を「頑張る生徒」という前提で接してくれていたから、
私に興味を持ってくれたんだろうな。
数回の添削だったけど、お茶とお菓子を用意して待ってくれていた。
大学に合格したときに報告に行ったら、
「じゃあお祝いしましょう」って、家庭科室でケーキで私一人のためにお茶会してくれた。
自分の授業を真面目に受けない生徒をそこまで可愛がってくれるって、本当優しい先生。
まごめ先生がよく言われていたのが、
「目の前にいるクライアントは完璧な状態で来ている」
そのクライアントさんは完璧な選択を積み重ねて、今目の前にいらっしゃる。
確かにその前提があると相手へのリスペクトも増すし、私から生まれる言葉も違ってくると思う。
無理くり思い出とリンクさせた感もあるけど…
気分が前を向いていると、同じ出来事も違った景色に見えてくる◎
この記事へのコメントはありません。