“やさしい編集室”心をのせる「きかく」「きく」「かく」「まとめる」講座を受講~2日目~

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2日目の「かく」「まとめる」に入る前に

さぁ2日目も始めよう!という前に、一人ひとり、今感じていることを言っていきました。

一晩寝ると昨日の熱量、勢いがほどよく落ち着きます。ここちよく満たされている感覚をお話させてもらいました。

みんなで昨日の余韻に浸り、まるで講座の締めのようになりましたが、いやいやまだ折り返し地点です。

先生(みっつさん)は昨晩、私たちのことを考えて今日のスライドを作り直されたそうです。ずっと開催されている講座でも受講生によって変わる生き物みたいな部分もあるんでしょうね。

特に楽しみにしていた「かく」

2日間で「きかく」「きく」「かく」「まとめる」と4つあるので、一つひとつのパーツは限られた時間です。でも限られているぶん、本当にみっつさんが言いたいことが詰まっているんじゃないかと思いました。

そのエッセンスに対して、私が特に興味があったのが「かく」でした。

みんな「かく」ことはしているけど、それで世界観作られている方はどんなことを考えながら「かく」のか、それは私が今日からできそうなこともあるのかなど、興味は尽きません。

こちらでは「かく」は昨日の「きく」で得た気づきや情報をどうしていくかというところから始まる話でした。

気づきや情報を自分はどう感じて、どうまとめて、どう読んでもらえるようにするか。それぞれの段階でのじぶんの在り方、読み手の方への思いやりについて教わりました。

文章の型をしっかり学んでも、在り方が今一つだと心は乗らないと思うし、思いやりがあれば教科書通りの型を書けなくても、自ずと読み手の方が読みやすい文章になっていくんじゃないかと感じました。

長く編集の仕事に関わられているみっちさんならではの視点での「かく」についてのお話は、すごく価値のあるものでした。

今のプリンはいろんな材料を使って、いろんな味や食感のプリンがあるけど、もともとの古典的なプリンはこんなだよみたいな。

今でこそ、ひっくり返しても自立するクラシックなプリンのお店が増えていますが、そんなクラシックなプリンの美味しさを教わったような感覚です。

(どうにか感覚を言語化に努めてみましたけど、わかりにくいですよね)

感じたことをメモして後で振り返りたかったのですが、メモはあまりできませんでした。

もし言語化しようと頑張れば、きっとメモに夢中になり聞くことがおろそかになった気がするので、それでよかったのかなとも思います。

2日目もみんなで同じ釜のごはんを

今日も温かいごはんを用意してくださりました。

この季節に美味しい新玉ねぎが入った鍋炊きご飯と唐揚げ。カレーも届いていました。

お食事があるとゆっくり休憩できるので本当にありがたいです。みんなで話せますしね。

初日同様、おやつもいただきました。

うまくできずに悩んでいた「まとめる」

この「まとめる」、日々うまくできないと感じていました。

ぱっと画面や紙面を見た時点で、うわっ長っ!と思われるとそれで終わりと思うので、なるべく文章はまとめたい気持ちになります。その気持ちが特に私は強い傾向にあると思っています。

薬膳や栄養に関するコラムを書くお仕事がありましたが、担当者の方に

「まとまっているんだけど、端的にまとめすぎ」

「レポートじゃないんだから、箇条書きの部分をもっと文章に」

と、アドバイスいただいたこともありました(苦笑)

こちらのブログでも知識多めの投稿では、こんな人が書いたのかな~と想像させるようなものがあまり無いかもしれません。

みっつさんにそのことを相談し気が付いたのですが、私は自分の感じたことや考えの部分を端的にまとめてしまっていた気がします。

例えば飲食店の食べレポ。

実際感じたこと→ホールの店員さんは呼ばなくても先に気づいてくれるから助かるし、ずっと笑顔だし、4人グループだけどコロッケは3個入りなので4個にしておきましょうか?と言ってくれたし、最後におしぼりを新しく変えてくれた。

これを私がブログにすると→店員さんはすごく親切◎

と、さっぱりまとめてしまいます。

確かに店員さんはすごく親切◎なのですが、読み手の方が浮かべる情景は何もないですよね。そういうところに書き手の“心”が見えるはずなのに、その部分をカットしてしまっているという…。

まとめる」ため、伝えたいことを引き立たせるためには、カットした方が良いものが他にあるし、そうすることが読まれる方への思いやりになることが分かりました。

そして削ることだけが「まとめる」ことじゃないことも。

他にも「まとめる」プロセスでのコツを教わりましたので、書きながらトレーニングしていきたいと思います。

まとめ

最後に一人ずつ、感じたことをお話していきました。

まるで卒業式のように目頭が熱くなりました。

伝えたいことに対して課題だったり、悩みだったり、葛藤だったり、楽しみだったり、感じていて、それに対して真摯に向き合う一人ひとりの姿に感情移入してしまいました。

やさしい編集室”のやさしいの意味は、受けてみるときっとわかると思います。きっと一人ひとり、それぞれに解釈があると思います。

私は保健室のようなやさしさを感じました。

学校の中に例えると、技術や理論を学べるところが教室だとしたら、やさしい編集室は“保健室”。

検索ワード、SEO、ターゲット、アクセス数、引き付けるキャッチ…こういったものに振り回されて書きたいテーマを書かなかったり、書くことに疲れを感じたりすることもありました。

でももう大丈夫だよ。と言ってもらえたような講座でした。そんな言葉を心のどこかで待っていたのかもしれません。

ゆるっと肩の力が抜けました。

伝えること、書くことに丁寧に向き合おうという気持ちになりました。

好きな世界観に浸りながら、自分の活動の根っこにあるものにも向き合うことができた豊かな2日間でした。

みっつさん、のっつさん、ご一緒したみなさん、本当にありがとうございました。

マイごはんラボのリモデルの背中を押していただいたので、進めていきたいと思います。

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