朝ドラ“らんまん”のワンシーンから

NHKの朝ドラ“らんまん”観ていますか?

いつからか毎日のルーティンに朝ドラが加わっていました。

今回は神木隆之介くんが主役のらんまん。そろそろ折り返し時点ですが、個人的には次の回が楽しみになるドラマです。

今日(6/23)の回のワンシーンはとても深くて印象的でした。

凛とした主人公のお祖母さん

主人公の祖母(タキさん)と医師のワンシーンでした。

タキさんは夫、息子、お嫁さんが若くして亡くなり、一人で主人公とその姉を育てる傍ら、大所帯の酒蔵を切り盛りされていました。弱みを見せずに時には厳しく、でも愛情深さで孫も酒蔵も守ってきました。その酒蔵は孫の神木隆之介君くんに継がせたかったのに、神木君は植物学の研究で高知から上京。

いつも酒蔵のことと孫のことを考えて、いつもドシっと構えている凛とした強さのあるタキさんでした。

※タキさんを演じているのは松坂慶子さん。役のイメージに合うかと。

印象に残った主治医の言葉

タキさんは体調が優れず寝込む日が続いていたのですが、婚約者を紹介するために東京から高知に帰ってきた主人公に対して、病気のそぶりも見せず祝福しました。

自分は長くないことを悟っていたタキさんは、主治医の先生に相談しました。

「ひ孫をこの手に抱いてみたい。どんな薬を使ってもいいから長生きさせてほしい」と。

そしたら主治医の先生は

「わしには作れません。申し訳ありません。」

タキさんはそっか…と受けとめるしかありませんでした。

そしたら先生が

「やっと自分の望みが言えましたね。今までずっと峰屋(酒蔵)のことばかり考えてきましたから。願いこそ、どんな薬よりも効くことがあります。」

と孫に東京に帰らずそばにいてほしいと言ってみては?と勧めたのです。

私が印象的だったのは、タキさんが自分の望みを口にできたことを先生がしっかりキャッチしたところ。先生はどこかホッとしていたようにも見えました。

自分にベクトルを向けているか

毎日会社のことを考えたり、家族のことを考えたり…

責任のある立場の人、責任感の強い人は周りがどうなるか、周りをどうするかを考えたり、動いたりして、自分が置いてきぼりになりやすい気がします。それが当たり前になりすぎて、その事実に気が付いていないパターンも目にします。

私が栄養や薬膳を通じてお伝えしたいこと。

ごはんをきっかけに自分を大切にしてほしい、自分にベクトルを向けてほしい。

だから“マイごはんラボ”というネーミングを使っています。

自分のためのごはん

食べることは毎日のこと。どんなに一日中仕事や家族のことで忙しくても食べることは欠かせません。

その食を選ぶ時くらいは自分にベクトルを向けてほしいのです。自分が食べたいもの、自分の体調に合わせたもの、自分の好きなものなど。

家族に合わせた食事にしている、忙しくてそんなに考えられないのであれば、飲み物を選ぶときだけでも、おやつを選ぶときだけでも自分にベクトルを向けてみてはどうでしょう。

自分のためのごはん、自分のための飲み物、自分のためのおやつ。

食で楽しみも、笑顔も作ることができます。

食であれば私はこれをしたい、私はこれが良いが実現できると思います。

そこに栄養や薬膳の知識があればケアもできます◎

朝ドラの話からマイごはんに話が発展しましたが、結局タキさんは孫に東京に帰って頑張るよう背中を押してしまいました。そのシーンでジンと来た方は少なくないはず。

これからの展開も楽しみです。

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