【読書】「運気を磨く」田坂広志:理論派タイプにおすすめ◎理論派視点で運気や引き寄せの法則について解説

引き寄せの法則

スピリチュアル

何となくそういうのありそうだな~と感じつつ、どこか抵抗があり自分の中でスッと落とし込めずにいました。

以前“引き寄せの法則”の本を買ったことはありますが、何でそう言えるの?というのが掴めず、途中で読むのを止めた経験さえもあります。引き寄せの法則に限らず他のことでも、すぐ根拠や裏付けが欲しいと思ってしまいます。

と言いつつ、エビデンスが曖昧と言われたこともある薬膳や九星気学を勉強しているあたり、言語化できないものも多少モヤモヤしたものもどこか認めていた、納得していたんだろうなと自分で感じます。

そんな私が“引き寄せの法則”や“運”について徐々に腑に落とせた本を紹介します。

運気を磨く / 田坂広志 著

“引き寄せの法則”や“運”を理論派視点で解説

著者は東京大学卒業の工学博士です。

バリバリの理系の方ですが、人生経験を重ねていくうちに、運気とか引き寄せなどの存在を否定できないと感じてこられたそうです。それを研究者という立場からできるだけ科学的根拠を明らかにしたいと書かれた本です。深層心理学、宗教学、最先端科学などで提唱されていることも参考にされていて、ふんわりとした表現は少ない印象でした。かと言って、かっちりと難しい表現が多いわけでもなかったです。

 

私が読んだ動機

PNTトレーナー養成講座でお世話になったまごめじゅん先生のゲリラインスタライブで紹介されて知った本です。

そのライブで修行という言葉の本当の意味を知り、目から鱗だったのは今でも覚えています。当時こんな投稿までしています。

本を知った当時(数か月前)私は運気をもっと上げたいと思っていたはず。でも運気を上げようとガツガツ・ゴリゴリ行きたいモードではなかったので、コツコツ丁寧な印象の“磨く”という言葉がちょうど良く響いたのだと思います。

こういう方におすすめ

・運気とかスピリチュアルとかよくわからない

・運気とか引き寄せの法則とか認めざるを得ない経験はあるけど、でもどこかまだ腑に落ちない

こんなモヤモヤを抱えている方に良いと思います。

感覚的にこういったものを理解できている方、逆に量子力学を学び理解を深めている方には、既知の内容かもしれません。

運気という目に見えないものへの疑問を解いていく

“なぜ「愚痴の多い人」から「良い運気」が去っていくのか”

“なぜ「占い」が当たってしまうのか”

“なぜ「引き寄せの法則」というものが存在するのか”

“幸せになりたいと願いながら、不幸を引き寄せる人”

こんなふうに、そうそう!それ何でかね~?というトピックスで書かれています。

何かあるんだろうけど、うまく言語化できないその何かが言語化されている本です。

まずは心の中のネガティブと向き合う

こちらの本の前提です。

本当に「良い運気」を引き寄せたいと思うならば、心の中をポジティブな想念で満たす前に、何よりも、心の中に数多く存在するネガティブな想念を消していかなければならないのである。

 

ネガティブなオーラを出しながら過ごして運気が上がらないのは何となくわかります。かといって無理やりポジティブを意識して、自分の心と一致しない表面的な言葉を発してみたり、行動をとってみたりするものでもないのですね。いくらポジティブでいようと思っても、ネガティブな部分が大きすぎると、そっちに引っ張られてしまう。ネガティブを小さくしていくことでだんだん心と行動が一致しやすくなっていくということです。そのネガティブを小さくする方法も書かれています。

前向きな言葉を!元気よく!そういう声掛けをされると、逆に冷めてしまったり、綺麗ごと言われてもね…となっていた私。ネガティブに考えがちな人間にとっては、無理なポジティブは自分の心に蓋をしているに過ぎないかもしれません。

本では“ポジティブな想念で満たそうとするあまりに、心の奥深くにネガティブな想念が生まれてしまう”とも書かれています。

まずはネガティブを認めて受け入れることがスタートだと感じました。物事のとらえ方・見方を変えてみるとか、根っこの部分が変わらないと、自然とポジティブになれる日は来ないのではないでしょうか。

昨年PNTトレーナー養成講座で心理について学び、事実は一つ。解釈は無限ということに気が付きました。自分の解釈次第でネガティブな部分をフラットに、あるいは陽転させられるということです。そうすれば運気や引き寄せるものが変わってくると思います。受講後一年経ちましたが、それを感じる出来事は多々ありました。

他にも神社にお参りする理由・意味が書かれていて祈り方の参考になったり、“ゼロ・ポイント・フィールド”という、どこかで耳にした量子力学の言葉の解釈も出てきたりと興味深いトピックスが多かったです。

今まで感覚でそういうのあるよな~と思っていたことが言語化されていて、どこかすっきりした気持ちになりました。

小難しい言葉が並びすぎるとフリーズしてしまったり、脱落したりしがちな私にも比較的読みやすい本でした。根拠と具体例や著者の経験がうまくリンクされていたからかもしれません。後半は根拠よりも著者の経験談や持論のウェイトが増えた気がしましたが、一つの解釈として参考にはなると思います。

第一印象は読了できる自信がなかったですが、実際は行間が多く読みやすかったです。難しい言葉もそこまで無いと感じました。文庫本で程よいボリュームと難易度だと思います。

さらに落とし込むのにおすすめの一冊

こちらの本も合わせて読むと良かったです。

運転者 未来を変える過去からの使者  / 喜多川 泰 著

 

運転者”は運について小説で書かれた本です。「運気を磨く」の内容で特に大事な部分がストーリー仕立てで解かれていると感じました。合わせて読むことでそれぞれの本の理解がさらに深まると思います。

こちらの“運転者”は今までの人生の伏線を回収するきっかけになりました。

あの時の何気ないあれが、今のこれに繋がっている、そして今のこれが未来の何かに繋がるかも…!と読み終えると温かい気持ちになりました。

2冊とも少し前から知っていた本ですが、たまたま最近近いタイミングで両方読んだことで相乗効果になりました。何か意味があるかもしれませんね。引き寄せたのかもしれませんね◎

思い出話“お前は強運の持ち主だ”

“お前を強運の持ち主と言わずに何という?”

私が部活(陸上部)の監督に大学受験結果の報告をしたときに言われた言葉です。

もう数十年前の思い出話ですが、ここに本の感想を書くまで、思い出すことはありませんでした。

先生はやりたい勉強(管理栄養士養成校)ができる大学に合格したこと、高校に入学するまで陸上経験のない私が試合で次の大会に進めたことを指して言われました。

その言葉を言われた当時は嬉しい半面、そこに至るまで色んな失敗があったので、ただの運!実際の実力はないみたいやな…とも思っていました。

でもこの2冊の本を読んで、監督の言葉の真意が分かった気がします。“ただの運”を掴めたことには理由があったんです。さらにいうと色んな失敗が運んでくれた好運だったのかもしれません。

なんだか力が湧いてきました。本と思い出の余韻に浸りたいと思います^^

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