ポストサバ缶ことイワシ缶を食べる~サバとイワシの効能を比較~

サバ缶ショック

サバの水揚げ量が減り、サバ缶の生産にも支障がでてきそうとのこと。サバ缶ショックと言われていますね。

これは日本独特の現象で世界的にはサバの漁獲量は増えているみたいです。

サバと生息域が重なるイワシの大漁が原因の一つという説もそうでない説もありますが、たくさん捕れるならイワシ缶に回せばいい。という単純な話でもないそうです。

それほど頻繁に缶詰を使用しているわけではないですが、青魚は好きです。

余談ですが、福岡に来られたら胡麻サバを召し上がることをおすすめします。(コスパの良い胡麻サバ定食もあります)

イワシの缶詰を購入

先日イワシの缶詰を購入してみました。

水煮缶をチョイス。添加物どうこう気にしなくて良いし、味は自分の好きにしたい。笑イワシ缶ってスーパーの棚のシェア率が意外と低いことに気が付きました。水煮となると余計。

サバ缶とイワシ缶って好みは分かれるのかな?イワシ缶のほうが少し腹わたの苦味があるような。

シラスでよく作る梅チャーハンを、イワシ缶、ごはん1杯、卵1個、梅干し(大)1個で作ったところ、これだともう少し梅のパンチが欲しい感じ。(ぜひ反面教師に)

大葉があればもっと良かったなぁ。

梅と和えてもさっぱりしてごはんのお供になりますよ。

サバとイワシの効能を比較

さてポストサバ缶といわれるイワシ缶。缶詰ではなく生鮮で買えばなおのことモノは違うのですが、果たして効能はどうなんでしょう。

青魚に一番期待されるのはn-3系→オメガ3系を豊富に摂れることだと思います。

オメガ3系でくくって働きをみると、脳の働きを高める、血流をよくする、生活習慣病予防、アレルギーの予防・改善あたりはよく耳にされてきたかと思います。

また細胞膜を柔らかくすることで、色々な栄養素を受け取りやすくなり細胞の活性化に繋げてくれます。そして産後うつや更年期障害のようなホルモンバランスの乱れにも効果を発揮すると言われています。

オメガ3系と言えばDHA、EPAですが、それぞれ100g当たりで比較してみました。

DHA量

まさば(生)970㎎、まいわし(生)870㎎

缶詰(水煮)でみれば…

さば1300㎎、いわし1200㎎

少しサバのほうが多いですね。ただイワシが劣っているというレベルの差ではないと思います。

EPA量

まさば(生)690㎎、まいわし(生)780㎎

缶詰(水煮)だと

さば930㎎、いわし1200㎎

EPAはイワシのほうが多いですね。

まとめるとDHAはサバ、EPAはイワシが多い。ただあくまでもこの二つの魚での比較で、白身魚に比べればどちらもオメガ3系は豊富です◎

そのDHAとEPAですが、ざっくりいうとDHAは脳に働きかける、EPAは血流、血管に働きかけるといわれています。

さらにEPAは女性に嬉しい働きも!月経の時の痛みを抑えてくれる物質に変わってくれるといわれています。

ちなみに女性に特に摂ってほしい鉄は、まさば(生)1.2㎎、まいわし(生)2.1㎎でイワシに軍配。

お肉は赤身の多い肉は鉄も多いとされていますが、魚は血合いのあるものに鉄が期待できます。

薬膳の視点で比較

じゃあ薬膳の視点でみていくと…

サバもイワシも血に良い働きをもたらしてくれます。

補血…血を補う

活血…血の巡りをよくする

どちらもこの働きを持ちます。また血を作るのに欠かせない気も補ってくれます。(補気)

これに加えて、イワシは健脳、安神といって、脳の働きを高めたり、精神を安定させたりする作用もあるとされています。

またイワシは骨ごと食べられますので、骨や筋も強くするとも言えます。缶詰だと特に食べやすいですね。

まとめ

どちらもDHA、EPAはしっかり含まれるので、とにかく手に入りやすいほう、食べやすいほうで継続的に摂っていくことをおすすめします。

焼く、煮るとなるとハードルを感じるお声をよく耳にしますが、混ぜご飯、パスタ、スープの具材に入れると食べやすいし、まず手軽。お肉料理に偏らずに済みます。缶詰やお刺身をうまく活用して魚を食べる機会を増やしていきたいです。

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