レッスンで最近よく相談されるのが、
「食べなきゃと思うけど、そんなに食べられない」
食欲があまり湧かない原因は人それぞれですが、
スパイスで少しアクセント付けると「もう一口いけそう」となることもあります。
と言いつつ私、本当に激辛物が苦手でして。 そんな私が常備しているスパイスをご紹介します。
もくじ
胃薬にもなるスパイス
辛い料理で有名な四川に旅行に行ったとき、
真っ赤な料理(唐辛子まみれ)ばかりが目に付き、
何で四川に来たんだろう…ってなってしまいました(笑)
そのくらい辛い物は避けたい私なので、
スパイスといえばカレーパウダーくらいしか手元にありませんでした。
でも薬膳の勉強をきっかけにスパイス=辛いというイメージが消えて、
ひとつひとつ働きがあることを身をもって体感しました。
今ではスパイスカレーのお店にも行くことも少なくありません。
生姜もスパイスのひとつと言われていますし、
有名な胃薬、太田胃散にもシナモン、クローブ、フェンネルなど料理で使われるものが入っています。
身体を温めたり、発汗を促したりすることだけじゃなく、
胃もいたわってくれる働きもあるのです。
辛い物が苦手なあなたもぜひ辛くないスパイスを活用してみてほしいのです。
私が常備しているスパイス3つ
他にもイレギュラーで買うことはありますが、
いつもある、よく使うのはクミン、シナモン、ペッパーの3つです。
クミン
私はホールクミンを買っています。
油で熱を入れることで香りがでてくるので、チキンソテーの時にまぶして使うのがお気に入りです。
クミンは胃の働きが正常になるように働きかけてくれて、気の巡りを良くしてくれます。
鶏肉も消化器系をいたわってくれるので、組み合わせて相乗効果も期待できます。
全体的にまんべんなく味をいきわたらせたい時は、パウダーが使いやすいと思います。
個人的にはホールのプチプチした感じが好きです。
シナモン
京都の銘菓、八つ橋の風味でお馴染み。
スティックもありますが、常備しているのはパウダーでお菓子作りや飲み物で使うことが多いです。
身体を温める力が強いので、そのために使うのも良いですが、
身体を冷やす性質をもつ食材と組み合わせて冷やし過ぎないようにするために使うのもおススメ。
鉄板の組み合わせのりんご×シナモン。
りんごは食欲を促し、シナモンは内臓を温めてくれるので、
何となく胃腸が優れないなというときは、りんごをコンポートにしてシナモンで風味付けしたデザートはいかかでしょう?
ペッパー
ホワイトペッパーはパウダーで、
ブラックペッパーはホールで購入しています。
かけ過ぎない限り、そんなに辛くはないですよね。
ペッパーも温める力が強いです。
お腹も温めてくれるので、食欲を促したいときには◎
スープなど刺激の少ない優しい料理の時にブラックペッパーで少しアクセントを付けると、
食が進みやすくなります。
何か今日味が足りんなー。なんて時も。
辛くないスパイスで心地よい刺激を
食欲がないとは言え、食べたほうが良いことは十分わかっている。
でも入らない。それがまたストレスで食事が苦痛に…
というケースも少なくありません。
栄養を摂ることがゴールではなく、
自分が心地よくいられるかを優先して、
辛くないスパイスで内臓にそっとスイッチをいれることから始めていきましょう。
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