菜の花の薬膳的効能と栄養価

先週の大寒にお店で菜の花が並んでいるのを見て、こんなに寒いけど春はもうすぐだなと嬉しくなりました。

もちろん購入。柚子胡椒で和えて、先日作った鶏ハムも入れました。

 

柚子胡椒の香り高さと鶏肉のうまみがマッチして美味しい~

鶏ハムじゃなくてもいいので、ささみや胸肉をほぐしたものでも合いますよ◎

 

菜の花を薬膳でみると

血の巡りを良くする

一つは血行を良くしてくれる“活血作用”

今週も寒くなると言われていますが、寒さでも血行は悪くなるのでこれは嬉しい。

もう一つは“化瘀作用”と言って、ドロッとした血液を溶かしてくれる働きです。

このドロッとした血液を持つ体質タイプは瘀血体質といいます。

目の下のクマが気になる、シミ・そばかすができやすい、月経中にドロッとした血液が出やすい方はぜひ摂りたい作用です。

 

要らないものを追い出す

そして“解毒作用”も持ちます。ここでいう解毒は殺菌というより、老廃物や病気の原因になる邪気を追い出してくれる働きをいいます。春に向けてスッキリとしていきたいですよね。

 

炎症を抑える

あと“消腫作用”と言って、炎症を抑え腫れやむくみを取る働きももっています。

 

栄養価を見ていくと

抗酸化作用

ビタミンA

緑の葉物野菜に多いβカロチンはもちろん多いです。抗酸化作用はもちろん、ビタミンAに変換され粘膜を強くしてくれるので免疫機能を維持したい時にもいいです。目にも良い栄養素です。

 

ビタミンE

同じく抗酸化作用を持っているビタミンAと摂ると良いとされています。血行を促してくれるビタミンともいわれていて、先ほど出てきた薬膳の活血作用と一致しますね。

 

ビタミンC

小松菜は葉物野菜の中でも栄養価が高い野菜ですが、その小松菜の3倍多く含まれます。ただ水に流れやすいのは弱点です…

 

苦味成分イソチオシアネート

菜の花独特の苦み、イソチオシアネートと言います。大根にも含まれます。大根おろしのピリッとしたあの刺激もイソチオシアネートです。抗酸化作用や抗がん作用が期待できます。

ミネラル

茎よりもつぼみの部分の方が多くて、小松菜と同じくらい含まれます。ただし野菜に含まれる鉄は非ヘム鉄といって吸収されにくいので、たんぱく質やビタミンCと摂ると良いです。

今回菜の花に鶏ハムプラスしたのは鉄の吸収を促してくれる良い組み合わせです。

カルシウム

こちらもつぼみの部分は小松菜並みのカルシウムを含んでいます。

 

食物繊維

小松菜は結構硬いので食物繊維が多そうな感じがしますが、菜の花はその2倍以上の食物繊維を含んでいます。

 

なんだか“打倒!小松菜”みたいになっていますが、小松菜はほうれん草よりもミネラルを多く含む栄養価が高い食材なので、比較することで菜の花の優秀さも見えてきます。

 

前の投稿のかぶの葉の時も登場した小松菜でした(笑)

 

菜の花もかぶの葉も年中は見かけず限られた時季に食べるので、それだけ旬の栄養価が高い状態で食べられるのでしょうか。

お店で見かけたらぜひ買って、食べ物から春を先取りしていきましょう^^

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