生姜湯で冷え性対策!効果をプラスする3つの食材を薬膳師が解説

寒くなったら出番が増える生姜。


身体を温める食材として、最も認知されているのでは?


お料理、飲み物、スイーツなど使いまわしが利くのが魅力ですね。
漢方薬としても使われます。

色々な使い方ができる生姜ですが、一番手軽なのは生姜湯ではないでしょうか。

何か甘みなどプラスすることが多いと思いますが、実はそのプラスするものによって違った相乗効果を期待できます。


今日は3つの組み合わせを紐解いてみますね。

生姜と組み合わせたい食材3つ

①生姜×黒糖

黒糖は白砂糖よりも温める効果があるとされているので、生姜との相乗効果が期待できます。


薬膳では「相須」といって働きの近いものを合わせることで働きを強める方法があります。


黒糖入りの生姜湯は中国では子供が雨に濡れて帰ってきたときに、冷えないようにお母さんが急いで作って飲ませる組み合わせだそうです。


私も寒い日に屋外に出る時に作る組み合わせです。

②生姜×はちみつ

はちみつは呼吸器系や皮膚の乾燥を潤してくれると言われています。

秋冬になると喉が乾燥しやすかったり、咳が出やすくなったりしますよね。


生姜も咳を止め、肺を温める効果があるとされています。
身体を温めながら呼吸器のケアもできる組み合わせです。


ただ注意していただきたいのは、喉が腫れて痛い時。
生姜の温める力が喉の炎症を促してしまうので、その場合は生姜を取り入れることはおすすめしません。

※はちみつは1歳未満の乳児には食べさせないでください。

参考:厚生労働省HP

③生姜×柚子

冬至にお風呂で使われる柚子ですが、食べる時は皮も使うことをお勧めします。


果肉は温める性質ではありませんが、皮は温める性質があるとされています。


どちらも痰を取り除く働きがあるので、痰が気になるときは良い組み合わせです。


そして消化機能を労わってくれる働きが期待できるもの同士なので、食欲がない時、消化不良を感じる時にもおススメです。


生姜も柚子もどちらも良い香りがするので、ほっとリラックスしたい時にも◎。


ゆず茶を持っている方は生姜をプラスするのも良いですね。

終わりに

生姜湯をアレンジすることで、美味しさに加えて効能もプラスされるのは嬉しいですよね。


組み合わせの効能を活かして、その日の体調に合わせて食材を選んでいきましょう。

薬膳梨楽

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