立春を過ぎても、寒い日が続きますね。
冬から春に変わっていくこの時季に意識したいことを先日インスタライブでお話させてもらいました。
その時の内容をまとめました。
もくじ
春支度で意識したい2つのこと
①デトックス
②血を補う
自分の身体に合わせた養生をしつつ、特にこの2つのテーマを意識すると良いと思います。
①デトックス
冬は冬眠というものも存在するようにエネルギーを蓄える時期。
中国のことわざで“冬に身体を補えば、 春に虎を倒すほど元気になる。”という言葉もあるくらい、身体は蓄えよう、溜めようというモードになっている上に、養生としても補うことを中心にしたいのが冬。
春はその溜まったものをデトックスして新陳代謝をする時期です。
デトックスを促す味は苦み。菜の花やよもぎ、春の山菜も◎
よもぎはお茶でいただくのも身体が温まって良いですよ。
ただ山菜は良いお値段してしまうこともあると思います。ぜひ青果コーナーの見切りコーナーも覗いてみてください。普段なかなか目にしない山菜がお買い得になっていることもあります。
②血を補う
血を補うことはこの時季に限らず、年中常に心掛けてほしいことではあります。
なぜ今改めていうのかというと…
冬は寒くて身体がギュッとなるので血行が滞りがち。それに対して春は気温が上がってきて身体はのびのびとなるので、自然と血行が良くなっていきます。
この自然と血行が良くなるのは良いことですけど、血が少ないとこの流れに付いていけず、めまいやちょっとフラッとなるような貧血の時の症状を感じやすくなる可能性もあります。
水道の蛇口をイメージしてみてください。いくら蛇口をひねっても流せる水が少なかったら、水は流れてはいるけど勢いがないスカスカな状態になっている。そんなイメージです。
お肉は赤身やレバー、お魚は青魚、野菜や緑黄色野菜がおすすめです◎
デトックスも血を補うこともできるのは
お通じも含めたデトックスもできて血を補えるもの、それは小松菜、ほうれん草など青菜です。
デトックスに関わる五臓の肝に働きかけてくれる食材でもあるし、血を補ってくれます。栄養学的にみても鉄が多いので貧血対策にもなります。
特に今のおススメは菜の花。苦みがデトックス、解毒を促してくれますし。大根にも含まれるイソチオシアネートも含まれます。
鉄分が含まれる量も小松菜やほうれん草に劣りません。
青菜を摂るときにおススメしたいことは、かつお節・ツナ、卵・ほぐしたささみなどと和えること。
青菜に含まれる鉄は吸収されにくい非ヘム鉄なので動物性のものと摂ると吸収が高まりますし、まず美味しくなりますね。
デトックスと血を補うことをサポートしてくれるのは
2つのテーマを意識しながら、一緒におすすめしたいのが柑橘類。
柑橘類を風味付けに使ったりデザートで食べたりしてみてください。
酸味のクエン酸やビタミンCが鉄の吸収を高めてくれます。
そして気の巡りも良くしてくれる香りは柑橘類の魅力です。環境や気候の変化が激しい時季なので、香りでリラックスすることも大切ですね。
ぜひ今から春支度をして心地よい春を迎えましょう。
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