【薬膳で秋冬の乾燥対策④】かかとのカサカサ・ひび割れの原因は気候だけじゃない!五臓からのサインかも?

かかとの乾燥・ひび割れの原因で考えられること

秋冬の乾燥対策シリーズ4本目は“かかと”です。

かかとのカサカサ、こちらも空気の乾燥、水分不足だけが原因と言い切れないのが正直なところ。

もともと皮脂腺が少ない部位なのでオイルやクリームでの外からのケアも大切だと思いますが、中医学の視点で身体の内側からのサインの可能性もあります。

こちらの内容と合わせてアプローチしたい部分です。

考えられる原因と対策を挙げていきます。

原因と対策①血行不良

血行不良はもちろん寒さの影響はあります。血行不良はお肌のターンオーバーにも影響します。

でも血行不良の原因はそれだけではありません。血の量も影響します。

川や水道のお水と一緒で量が無いと流れに勢いはつきません。温かいものや、下の投稿で紹介した血を補う食べ物を取り入れたいところです。

とにかく食卓は色の濃い食材を並べたいです。

原因と対策②“腎”の影響

もしかかとのカサカサと同時に、月経や更年期障害などホルモンバランスに関係するものに不調を感じたり、腰に重いだるさを感じていたら、もしかしたら“”からのサインかもしれません。

中国伝統医学の腎は、西洋医学の腎臓の働きプラス、生殖器系、性機能に関わるホルモンバランスを整える働きがあるとされています。

その腎の経絡はかかと辺りを通っています。

※経絡とは…気と血の通り道のこと。下の写真の赤と青の線でツボを繋げた線を指します。

皮膚反応や痛みがある場所にどの臓腑の経絡が通っているかで、その臓腑からのサインと推測されることがあります。

薬膳では腎の働きを補って労ってくれる食材があります。

その中でなおかつ潤いと血を補ってくれるものをピックアップします。

まず黒豆、黒胡麻、黒きくらげといういもの。豆も胡麻もきくらげもあえてです。

黒い食べ物(全てがそうではありません)は腎の働きを補うとされています。

その他黒くないものだとくるみ、豚肉が取り入れやすいと思います。

黒豆はお茶でも取り入れられますし、黒豆から作られたきなこや、黒胡麻とブレンドされたきなこもあるので、正月以外でも取り入れられますね。

豆乳に黒胡麻、黒豆きなこ、そして蜂蜜を入れたドリンクも潤い効果が期待できます。

イメージの参考になれば↓↓

原因と対策③むくみ

むくみも原因の一つとして考えられます。

これは聞いた話です。かかとは体重が乗るところですが、むくんだかかとに体重が乗り二重あごのようなタプッとなった状態は周りと摩擦しやすいそうです。その摩擦がますます乾燥やひび割れを呼ぶとのことです。

むくみが物理的な要因を作っているなら、そもそものむくみの原因にアプローチしたいところ。

胃腸の弱りやたんぱく質・その他栄養素が不足していることも関係しています。

まずは冷たいものや甘いものとの付き合い方、あとはよく噛むという基本的なことを押さえたいところです。

運動不足、筋肉不足、同じ姿勢が続くというもの原因として考えられます。

まとめ

かかとのカサカサは空気の乾燥、気温の低下と体質がリンクして起こっている可能性があります。

外の保湿と一緒に体質ケアをしてツルツルのかかとを目指したいですね。

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